富山県IoT推進コンソーシアム令和元年度ワークショップ発表会

IoTワークショップ発表会の様子についてブログにまとめます。

課題提出企業1~助野株式会社様の発表~

IoTの導入テーマ

  • 適正な人員配置
  • 得意先別のコスト把握

現状の姿(AS-IS)

  • 閑散期と繁忙期がある
  • 出荷当日の適正な人員配置
  • 出荷当日にならないと出荷金額がわからない
  • 得意先ごとに内容異なり作業負荷把握できない
  • KPI設計が必要

ありたい姿(TO-BE)

  • 作業実績を収集し、見える化できる
  • → 出荷当日の適正な人員配置ができていない
  • 得意先負荷率を加えたより人員配置
  • → 得意先ごとに作業内容が異なるため作業負荷を把握できない

IoTを活用した改題解決方策案

  • キーホルダー型の RFID を作業者にもたせ、誰が何をしたかを把握
  • 工程、人、開始終了時間
  • 工程、人、開始終了時間+受注番号(顧客番号)
  • 2020年2月導入予定

質疑・コメント

以下、太字部分をメンター・ゲストからの質疑やコメントとし、直後に発表者の回答を記述します。

個人の実績と、工程ごとの実績がでると思うが、どこまで抑えるか?

個人までやりたい、運用として店ぶり作業にブロック単位で動くこともあると思う。
個人の実力のムラは出ないか?1.5歩くらい先を見れればいいと思う 。
今はまだ ゼロの状態なので、ここから見えるところにまずはやっていきたい

RFIDは人につける?

キーホルダー型で人に持ってもらう

70人のピッキング全員に?

出荷、出荷応援、全員

作業時間とれるし、何を指示し、何をしたかもわかる。習熟度も図っていけば、もっと効率あがるのでは?半分でできるとか

データ取るということで働き方、意識も変わるのでは?

お金どのくらいかかる?実現しないとおもしろくないので県の助成金含めやってほしい

漏れとか評価どうするか?間違い、ラベル打ち間違いなど
出荷トラブル、年間ならして考えればよいかと
どのグループが、どのミスがあるかも特定できそう
個別に特定するとか、表現の仕方は工夫しながら伝えていく

各工程どのくらいの効果がありそうか?

工程というよりは全体感で見ているが、繁忙期の今頃はかなり効果がありそう
まずは見える化
図ってない状態で控えておくと、後から振り返りもできる、指標として使える
アナログ改善でピッキングしやすさ、棚の高さの改善はやらない?
実際には自社システムでもやっている、パートさんの身長にあわせて作業机の高さを変えるなど

作業者にばらつきありますか?

ある。

保守本流のIoT、科学的管理法、フレデリックテイラーが作業すべて時間を測って生産性向上を行った、デジタルになるとこれが見える化される。データから何に気づくのか?というところ。将来的にはサプライチェーン、やりたいですね

自社工場海外もっているのでそこもからめてやりたいが、インフラの部分など課題もある。

目標2月ですが、閑散期にうまくつかってトライアンドエラーやってみてはどうか?

その通りです

1SKN(評価指標、閾値)の設定をどう更新していくか?

勘やコツがいらないところもあるのでそういうところに入れる
作業を見える化したら、変わらないところが出て来るとおもうのでボトルネックをどう解消するか、やっていくのがいいかと思う

標準時間をまずだすのかな?とおもったが、個人ではないので、応援者で対応しようとしたら1SKNという標準的な指標ではできない。1業務あたりの標準時間をだすのかなと思って聞いていました。正確な現状把握をアナログでやらないところにもメリットはある。このあたりで指標を決めていけばと思う。現場と経営の指標の意味をせいりしておけば良いかと思う。

課題提出企業2~ ケーズメタル株式会社様の発表~

IoT導入のテーマ

ものの在りかを見える化=部門間コミュニケーション

現状の姿(AS-IS)

部品を鉄板から切り出した後の、バリ取りや磨き、曲げといった加工工程で、カートからカートへ部品が移動する。この時、正確に位置を伝達できなくなるケースが発覚している。伝えられない理由の一つに加工工程に携わる人たちのトピックスが速度であるのに対し、切り出しは精度であったり、最終工程の溶接では納期であったり、各部門ごとに気にすることが違うので情報が流れにくい。

ありたい姿(TO-BE)

人間がコミュニケーションしにくい部分、負担になる部分をIoT化することでセンサーや機械の力で人間をフォローし、情報の流れをよくする。結果的に効率化が図られることを期待している。

IoTを活用した改題解決方策案

場内に設置されているカートと、部品に張り付けてある部品番号を使ってどのカートに何が置いてあるかをデータ化し検索できるようにする。ゆくゆくはすべてのカートを対象にクラウド化、さらに場内位置情報との紐づけも行いモニターに位置情報として表示したい。

質疑・コメント

以下、太字部分をメンター・ゲストからの質疑やコメントとし、直後に発表者の回答を記述します。

モノの位置情報がIoTがテーマ。工場内のマップの検討はどうか?

マットのRFIDも検討したが、1stステップとしては大掛かりではないかという意見が出た。まずは、IoTの価値を社員に体験してもらうことを優先したいと考えている

費用対効果、KPIについたはどのように考えているのか?

数字よりも、社内の風通しをよくする、コミュニケーションの活性化を目的としたい

USBバーコードリーダーは2万円もかかるのか?Blouetoothのバーコードリーダーであれば5,000円程度の製品もある。

もっと安いものでもいいが、どのスペックのバーコードリーダーがよいのかは検討中
長時間スキャン作業するのであれば、電源がずっと必要なためUSBタイプが良いと考える
別の課題で鉄板にバーコードがきれいに張り付くのか問題がある。

そもそもの質問だが、カートの位置情報を知れることで何かいいことがあるのか?

カートの位置というよりは、必要な部材を探す手間を省きたい。似たような部品もあり、熟練作業員でなければ見分けがつかないなど、そういった意味でコミュニケーション課題とした

現場で苦労していたことは?

パーツの点数が増えれば増えるほど、管理業務が難しい。以前までは量産品の生産が多かったが、顧客が増えることで商品が多種多様になってきた。

地味だけど、素晴らしい取り組み。女性経営者の取り組みとしてもモデルになるかも。

社員の平均年齢は29~30歳。パートでは75歳の方もいらっしゃる。バーコード、タブレットぐらいの操作であればパートさんも使いこなせるレベルではある

まずは取りに行きたいモノを、どのくらい探しているのかという時間をアナログでも計測してみたほうがいいのではないか?アナログ的な改善もやれることはやってみた方がいいのではないか?

このシステムと並行して、バーコード貼りの改善も必要。どういうやり方が、どういう時短につながるか検討する人が必要

商品管理についてもQRコード管理できたら、品質管理の高さを対外的なPRになるのではないか

全体講評

今年の参加者さんは積極的に参加していただいた、ぜひ実現してほしい


課題点、それをやることでほんとうに解決できますか?という印象が弱いかなと思いました。どういった手段でどういったデータでという点をしっかり掘れれば。ストーリーとしてはわかりやすいと思うので実現してほしい


人にフォーカスし、IoTを融合させるかがキーになると思う。当初からやりたいことがブレずにきた。人がやっていることをどうやってデジタルに置き換えるか、その良さも出て来る。出てきたデータをまずは信じてみる。読み方を試行錯誤すると工夫も産まれてくると思う。時間はかかるががんばってください。


昔、IoTカネかけすぎて失敗した。森川先生から学んだことはアメリカ海兵隊、とにかくやってみるということなので。1セットからはじめてお金をかけすぎずに絶対やってほしいと思います。


うらやましいなと思ったことがある、コミュニティが小さいからいろいろな企業と接点がある。板金とか接点がないですから、地方では色んな業種のかたと接点が産まれそれが強さになる。IoTは多様性が重要。