富山県IoT推進コンソーシアム令和元年度ワークショップ第三回を開催しました

第三回ワークショップの様子

富山県IoT推進コンソーシアムのワークショップも折り返し、第三回目を開催しました。今回は過去二回と三回目までに各チームでまとめたIoT導入に関する構想を中間報告という形で発表いただき、メンターからフィードバックの後、案を煮詰める作業を行いました。

各チームの発表に対するメンターからのフィードバックを以下にまとめます。

スタートアップコース(助野様)

<羽鳥さん>
・Beaconを使って、従業員や商品がいつ、どこにいるのか位置情報がどこになるのかわかるのでは?
・閑散期をなくすというアイデアを考えるのも一つの手?
・販促のアイデアでガチャガチャで靴下販売
→検討したことはあるが、コストが合わない。

<水口さん>
・配送業者の集荷は業務時間内か?
→業務内。昼から夜19時にかけて行っている。
→集荷の時間にシフトを調整するのもありではないか?
・最後の出荷するところの業務をどこまで細かく分析できるのかがポイント。
→業務分析を行い、シングルタスク、マルチタスクなのか、単純作業か、判断が伴う作業か、業務を分解することが大事。
→得意先のどの業務でボトルネックになっているのかまではわかっている。

<矢野さん>
・発表のタイトルがよかった。
・年間ではなく、1日のタイムスパンの中での繁忙・手が空く時間で考えたほうが考えやすいのではないか。
・お客さんの情報を知る活動
→店舗での補填補充(リピート発注)は需要が読みにくい。店舗側の95%は売上に関する情報を開示してくれない。

<朴木さん>
・As-Is、To-Beのモデルはわかりやすくなった。
・テーマに対するマイルストーンの明確化が必要。
→As-Isのシステム構成図から、これからありたいTo-Beを細かく図化しておくと、やるべきことが見えておく。

<田村さん>
・店振りの作業よりも前の作業でもコストがかかっているのではないか。全体のコストの見える化することが大事。

アドバンスドコース(ケーズメタル様)

<朴木さん>
・籠にランプを付けるのは面白いアイデア
・籠の中に部品が混在することはあるのか?
→混在はする

<水口さん>
・熟練の作業者はだいたいどこにどの時間にほしい部品があるのかわかるが、全社員ができるノウハウではない。
→まずはモノがどこになるのか可視化をすることで、社員にIoTを便利さを体験してもらうことを優先した方がいいのではないか。

<朴木さん>
・籠の運用についても考えていいのではないか?
→IoTの体験を提供しつつ、ルールの整備も検討していく。

<田村さん>
・工場のレイアウトがラインではなく、面になっている。真ん中の工程で、部材をためていく状況。

<水口さん>
・弊社の事例だが、工場が面になるときに中央ステーションを作った。
・キーとなる作業と作業の間に中央ステーションを作ると、滞りがなくなるのではないか。

<羽鳥さん>
IoT導入のファーストステップとして、まずは籠のIoT(籠の中身のIoT)で社員の理解を得ることは重要なマイルストーンになる。

<田村さん>
・IoT導入のトライアルとして、特定のお客さんだけの商品を対象に、「(モノを)置いた・動かした」だけをバーコードでスキャンしてはテスト運用してみてはどうか?

<朴木さん>
・IoTによる情報共有ができると、今後の運用ルールも決めやすくなると思う。
・今後のIoTによる解決策を考える上で、具現化するときの方法論について考えてほしい。

<坂岡>
・ラズパイでWi-FIでデータを飛ばし、工程管理と位置管理をしたい。
本日の作業:バーコードリーダーの調査、コストの調査

<水口さん>
・センサーについては、スマホの代用やRFIDの代用(指定の3m平方のエリアに対象のモノが入ってくると電波を出すものがある)も考えられるのでは。

脳科学的プレゼンテーションのコツ

第三回のセミナーパートでは、プレゼンテーションのコツについてまとめる専門家が担当しました。基本的に参加者の方はプレゼンに慣れている側面も感じていましたので、資料の作り方や、人間の情報の把握の仕方などについて、簡潔にお話させていただきました。

スライドとドキュメントを分けましょう

スライドとドキュメントが混在している「スライデュメント」を日本人は使いがち、違いを知ってプレゼンはスライド、配布物はドキュメントと用途を分けましょう。

スライドとドキュメントの違いは具体的には以下のようなポイントがあります

  • スライドはフォントサイズ36pt以上、ドキュメントは11ptとかでもOK。
  • データよりイラスト
  • スライドに聴衆の目線を持っていかれたら失敗、登壇者に目線が行くように
  • 笑顔でプレゼンする、怖い顔をしていると見てくれない

例えば、フローを説明するときもイラストを多用してパッと見て把握できるような工夫をしましょう。

イラストはフリー素材が充実しているのでそれが使えます。

https://www.irasutoya.com/

起承転結で話す

参考:https://raon-terastorys.com/

注目をひき続けるにはだらだら話さず、ショートムービーのように話を展開しなければなりません。

起承転結、皆さん聞いたことがあると思いますが、この流れを意識しましょう。

以下のような失敗例をよく見ます、気を付けましょう

  • 起の時点ですべて話してしまって、そのあと補足しまくる。情報過多で意味不明
  • 着地点を探しながら話をしている、聞いている側にゴールが伝わらない

多くのスピーカーは、話始めることに着目しますが、正しいプレゼンはゴール=結から考えます。すべての章を結に向かうためのステップとして扱うとムダな情報を聴衆に与えずに済みます。

改善するには以下のポイントを抑えましょう

  • 結論は何か?
  • 「結」論に向かうための「起」点はどこか?

脳の働き

  • 人間の脳には「爬虫類脳」「哺乳類脳」「人間脳」という3つの脳の機能が存在する
  • このうち、爬虫類脳はすべてのインターフェイスの入り口
  • 反射的に反応するコンテンツを盛り込めるとベター

例えば、ハリウッド映画のヒット作には必ず食事のシーンや性的(あるいは暴力的)なシーンが含まれていることがあります。その良し悪しはここでは問いませんが、印象に残るシーンというのはいつも爬虫類的な反応をしてしまう脳に情報をインプットできているか?という点が一つのカギになります。

次回は発表会です

次回はいよいよプレゼンテーション本番です。各チーム具体的な改善案が見えてきたところです。ワークショップは4回と短い期間でまとめる必要があり大変ですが、本番の発表に向けてラストスパートよろしくお願いいたします。